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サッカーに繋げるためのスプリントトレーニングとは?

今回は、早稲田ユナイテッドU-20 ELITEに対するコーチングを例に、
僕の考えるサッカースプリントとはなんぞや?
走り方のコツって?
というお話をざっくばらんにできればと思います。

目次
・股関節筋群のアクティベーション
・加速力を高めるためのウォーミングアップ
・基本的な走りの形を習得
・減速や方向転換を効率良くおこなうために

まずはコチラ(↓)の動画をご覧ください。

股関節筋群のアクティベーション

サッカー選手に対して、
スプリント(走り方)を教える際に最初にやること。
それは、股関節周りの筋肉(とりわけお尻)を使えるように活性化させることです。
股関節周りの筋群は大きいので、出力も大きい

さらに股関節は機能的に3軸の運動性(前後・左右・内外旋)を持っています。
今からお尻周り使うよー、と筋肉に呼びかけるイメージです。

僕が必ず導入でおこなうのがヒップヒンジ
キューイング(指導する際の言葉かけ)は秘密ですが、このポジションを取ってもらい、上下動してもらいます。

加速力を高めるためのウォーミングアップ

股関節筋群が動員されるように仕向けた後は、股関節伸展にフォーカスしたウォーミングアップを。

初心者にはまず
〇スクワットジャンプ(垂直跳反動なし)
〇カウンタームーブメントジャンプ(垂直跳反動あり)
これらをおこなってもらいます。

・スクワットジャンプ
ゼロから運動エネルギーを生成する加速1歩目
・カウンタームーブメントジャンプ
少しエネルギーのある状態からさらにエネルギーを生成する加速2-3歩目

これらに効くようなイメージです。

基本的な走りの形を習得

自分が最初に言うキューイング、それは、

・支持脚(接地してる脚)の膝と遊脚(浮いてる脚)の足首を一致させよう
・足裏全体でお尻しめながら接地しよう
・空中で脚を切り返そう


走り方を習っていない方の多くは、地面を思いっきり蹴ることでしか進むことができないと思っているのではないでしょうか。

実は、脚を引き付けることでも前に進むことができます。
それを引き起こすことができるのが、膝と足首の位置一致、空中で脚切り返し、なのです。
これ、うまくできると、引き付けるときに地面も押せます。
自分から頑張る必要はないのかもしれません。

巷ではつま先で接地しよう、
踵を少し上げて接地しようという指導言が流行っています。
気持ちはわかるのですが、僕はあまり推奨していません。
足関節を硬くする振る舞いや安定した接地を学習することが先かと思います。
お尻をしめながら、真上に引き上げた足を真下に下ろす。
単純だけど難しい技術練習です。

減速や方向転換を効率良くおこなうために

サッカーでなかなか止まれない、方向転換できない人の特徴として、
つま先でズサズサ地面をつつくように足を運んでしまうことが挙げられます。
最初のアクティベーションドリルで動員した股関節周りの筋群をフル活用して、
横、後ろ、斜め方向に出力してみましょう。

まずはオフザボールで最大限自分に集中して。
その後はオンザボールでサッカーにつなげていくイメージです。

最後に

僕はあまり、マーカーやミニハードルを用いません(持ってないっていうのもあるんですが)。
環境が変化しない中で画一的な走りの指導はしていません。
不安定性な中で安定させる技術構築を促す。
走り方ではなく、走れ方のコツを探ってもらう。そのようなイメージです。
※狙った技術を習得してもらいたいときは用いることもあるけど。

まずは筋肉に、動き方を覚えてもらって、勝手に走れるようにしてもらう、
そんなアプローチ方法です。いかがだったでしょうか。
イメージわきましたでしょうか。

ご興味のある方は是非一度、参加してみてください。
詳しくは、コチラをクリック!
サッカーコーチ、陸上競技指導者で、教え方を学んでみたい方も歓迎です!!

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