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2024 J3リーグ 3位で折り返した前半戦について

昨年の悔しさを糧に挑む2024年のJ3リーグ。

前半戦はプレーオフ圏内 3位で折り返しとなりました。

ギリギリの戦い

    2024 J3リーグ 前半戦終了時の順位

ここまでの成績は、クラブ史上初と言えます。

これは、現場で戦う監督・コーチ・選手・スタッフ・サポーターの皆様の勝利へ向かう熱量が、そして昨年を一歩でも超えようという意志が、何とか最低限(プレーオフ圏内ギリギリ)の結果に導いてくれているのだと感じます。

足りない “何か” に向き合う

スポーツデータサイエンスの視点からクラブとしての超えるべき基準値を設定し、日々苦しい戦いの中、少しでも目標数値・基準を毎試合達成できるよう臨んでおります。

ただし、前半戦においては、まだまだ全員が納得できる数値に達した試合はほぼ無かったという記憶です。

J2昇格スタッツの科学

J2リーグで戦うために足りない数値が何か?」は、クラブとして明確に見えてはおります。

2022年(JFLからJ3に昇格したシーズン)の自分達に負けているスタッツも見えている。

見えてはいるが、なかなか簡単には超えられない。

そこに何かが足りないから。

ちょっとした工夫なのか、深い対話なのか、意志の統一なのか。

その「何か」を、必死にフロントもスタッフも選手も全員で試行錯誤を繰り返しながら探し出し、日々のトレーニングから改善アプローチを繰り返す以外の答えはありません。

自分へのベクトル

苦しい時ほど、これがあれば、あれがあればと、

足りないモノほど魅力的に見えますが、

無いものは無い。

今あるもの、今できることで、自分が出来ること、自分が変えられることにベクトルを向けて、各々が組織的に機能していくしかありません。

組織一体として戦えるよう、プロとして結果を残せるよう、ここから全力でJ3リーグ後半戦へ向き合っていきます。

応援頂いている方々にも、選手もコーチも監督も、そしてフロントも、誰もが結果に納得できるFC大阪らしい勝利を1試合でも多く実現するために。

🖋 岩崎 勇一郎

J3リーグFC大阪 強化担当・データサイエンスディレクター (クラブ戦略室マネジメントと人材スカウト)

経営学とデータサイエンスでJリーグクラブの組織戦略と選手スカウト戦略を設計/ 指導者としては國學院久我山高校で第101回 全国高校サッカー選手権大会出場・日本高校選抜選手輩出、早稲田大学ア式蹴球部でJリーガー輩出・引退後選手の社会接続など/ 早稲田ユナイテッド代表 /産学官連携型のJリーグクラブ設計 / 早稲田大学卒・大学院修了、MBA(経営学修士)および工学博士(遺伝子工学)

Twitter:https://twitter.com/iwasaki_wu

サッカーデータサイエンス系執筆

※当該記事へのご質問等は早稲田ユナイテッド事務局で受け付けております。

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