WASEDA UNITED BLOG

“あの時に選んだ環境”で人生が変わる 一生懸命頑張っても埋まらない差を作らないために
WISE

 

「どの環境を選ぶかで将来は大きく異なる」

「就職で大切なことはどこの大学をでるかより何をしてきたかだ。」
就職に際して、そういった声をよく聞くようになった。

確かに、その声は間違ってはいない。
有名大学で最低限の単位を取得しアルバイト、サークル活動、ボランティア活動や留学もした。難なく就職もできた。でも仕事にやりがいは少ない。残業も多く自由な時間が多くない。このままでいいのだろうか?と悩む。

そんな若手社会人も多くいるのは想像に難くない。
しかし、今回私が提示したいのは「どの環境を選ぶかで将来は大きく異なる」
ということである。
このことを企業の採用(サッカーでいうとスカウト)基準を用いて選ぶ立場から考察して説明していく。
まずは私は企業が新たに人材を採用するにあたって重要な5つの基準があると考えている。

 

企業が学生を採用する際に考えられる五つの採用基準(カッコ内はサッカーに置き換えて表現)

①結果実績評価(試合でのパフォーマンス)
②採用選考会での評価(セレクション)
③人脈(推薦、他薦)
④OBOGの恩恵、ブランド(過去の進路実績)
⑤高い専門性や多様な総合力(強烈な武器、全てにおいてハイレベル)

この5つの項目を高めるために必要なことをわかりやすくサッカーを例に挙げてみた
①→スカウトの目にとめてもらう必要があり自らが試合に出場しかつ、活躍して大会等で勝ち進むことが好ましい

②→セレクション情報を集めてそこで選ばれるための力、争いに戦う術(ライバル達と自分との差)を身につけることが好ましい

③→顔の広い指導者がいるチームに所属する、その指導者と良好な信頼関係を築くことが好ましい

④→歴史あるクラブ、OBOGの実績多数なクラブに所属することが好ましい

⑤→プレーヤー、人間性、コミュニケーション力において他を凌駕圧倒する飛び抜けた能力を持つか全てにおいてトップ集団並みの能力を持つことが好ましい

 

五つの基準はサッカー以外のどの世界にでも通じる

学生が企業に就職する際にも通じる話だ。
①~⑤においてより多く満たしている人材が採用において優位に立てる。
それを実現させるためにはやはりより高等な教育を受けられる優秀な人が集まっている学校を選ぶべきだ。
なぜなら歴史や実績があり質の高い情報や仲間がたくさんあり諸先輩方の功績の恩恵にあずかれるからだ。
そういったことから②~④は説明せずとも重要性がわかるだろう。
①と⑤について補足説明する

①で示す社会人として活躍を認められるということはつまりビジネスとして結果を出すことだ。(学生がビジネスとして実績を出すことは稀である。むしろそれを実現しているのはハイレベルな大学の一部の人たちかもしれない)
それを成し遂げた人が「どこを出るかではなく何をするか」と言えるのだろう。

⑤で示す強力な武器orハイレベルな総合力を培うには環境(施設、教育内容)、人(先生やクラスメート)、努力が必要である。三つを高い状態で保持できる場所はそう簡単にはないはずだ。

 

採用する企業側が重要視する「出身校データベース」

企業が学生を採用する際に学歴でフィルターをかけてターゲットとする大学出身者のみ採用選考にかけるということは経営者視点で考えれば自然と理解ができる。
企業も活躍する人材がどこの大学の出身なのかのデータベースを持ちはじめている

所属する集団が高いレベルにあり幅や深みのある学びや経験が得られること
多様な選択肢を持つことが出来ること
これは純粋にその人の強みにつながる

 

もう遅いと感じていてもチャンスはある

名だたる大学に行けなかった人にも道はある。
大企業から順番により優秀な学生を採用していくとするならば逆説的に中小企業にはある程度の採用枠が残されるということだ。最終手段としてそこに狙いを定めるのもありだろう。
でなければビジネスとして実績を残すことができればどこからも誘いの手が差し伸べられるだろう。

就職してから差を縮めれば良いと考えている人もいるかも知れない。
しかしながら100m競争で自分がスタートした時にはもうすでに先頭で走っている選手は20mも先を走っているのだ。
それくらい差がある中で競争するのか、はたまた先頭集団に入った上で1位争いをするのか。その分岐点は目の前まで来ているかもしれない。

 

【筆者プロフィール】
岸本隆介
早稲田ユナイテッドU-15監督・文武両道キャリアアドバイザー
青年期までJリーグ下部組織でプレーを続け高校サッカー選手権にも出場。
立命館大学へ進学後、サッカー指導を本格的に学ぶためJapanサッカーカレッジへ。
現在は早稲田ユナイテッドU-15監督として、学業とサッカーの両立を文武両道キャリアアドバイザーという立場から指導

【編集者プロフィール】
岩崎勇一郎
早稲田ユナイテッド代表
文武両道・グローバル教育型のプロサッカークラブを目指す早稲田ユナイテッドの代表を担う。トップアスリートのデュアルキャリアやセカンドキャリアの整備を進め、スポーツ人生と仕事(社会貢献)が両立する世界を目指す