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【スプリントLab】ボディイメージ
スクール事務局(office)

ボディイメージとは

私たちは人混みの中を人とぶつからずに歩いたり、対象物に全ての意識を注ぎ込まずに物に手を伸ばしたりできます。

これらは自分の身体と外との境界(身体の輪郭)を頭の中で正しく認識しているからできることです。このような身体に対する認識のことをボディイメージといいます。

食事や更衣といった何気ない日常生活から、競技レベルのスポーツまで、運動課題を達成するにはこのボディイメージの形成が欠かせません。

高いレベルで競技スポーツをする場合には、高いタイムプレッシャーの中で身体やボールの扱いを微調整する必要があります。

特にこのような高度な運動は自分の身体を正しく認識していなければできないことです。

頭の中で認識している自分の身体と実際の自分の身体のサイズや形がぴったり同じであれば、最小限の動きで相手をかわしたり、誤差の少ないボールをコントロールしたりすることが容易になりますし、

逆にそこにズレがあれば、自分の身体を大きく認識しているために相手を大きくかわしすぎたり、小さく認識しているためにボールに足が届きすぎたりすることが多くなるということも考えられます。

ボディイメージを作るには

ボディイメージとは端的に言えば自と他の区別です。そのため、物理的に自と他を区別している皮膚から入力される触覚がまずひとつ大きなカギになります。

ヒトは生まれてから成長とともにボディイメージも成長させていきますが、その際親に抱っこされたり撫でられたりするのがとても重要と言われています。

アスリートが導入しやすいものでは、テーピングやマッサージは有効な手段になります。

また、ボディイメージは触覚に加え平衡感覚や、運動や身体の位置を感じる固有感覚などの感覚の統合によってつくられます。

触覚、平衡感覚、固有感覚また視覚などを様々な状況で使う、つまり様々な運動を体験するということが大切です。

不安定なところでバランスを取ったり、転がったり、這ったり、木に登ったり、物を投げたり、蹴ったりなど、多様な運動を経験することでヒトは自己の認識(すなわちボディイメージ)を作っていきます。

近年は競技スポーツの低年齢化、言い方を変えればあるスポーツへの特化の低年齢化が進んでいます。もちろん最終的にはある競技に特化することは必要なことですが、その一方で多様な運動を経験することの重要性も忘れてはなりません。