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【スプリントLab】足首のロック
スクール事務局(office)

 

【足首のロック】

走りというのはすなわち重心の移動で、どちらか一方の足が地面に着いている相と両足とも地面に着いていない(浮いている)相の繰り返しです。

私たちは地面反力を使うことによって移動を行うため、足が地面から離れる瞬間に次の足が着くまでの重心の移動距離(及び方向)が決まります。

空中で加速したり、空中で方向転換したりすることはできません。

つまり接地中に何をするかがとても大切なのです。

接地中、支持脚は股関節を支点に後方へスウィングされ、地面に下斜め後ろ向きの力を加えます。

この時は主にお尻やもも裏の筋肉を使って股関節から爆発的な力を発揮して地面に力を伝えます。

膝や足首は積極的に動かして力を発揮するというよりは、固定させることで股関節で生み出した力を地面に伝達するような役割をします。

このときもし足首が潰れてしまう(接地中に過度に背屈してしまう)と、股関節で生み出した力をクッションのように吸収してしまうことになります。

そのため、足首の剛性を高めることが走りの効率を高める上で重要なポイントになります。

実際、陸上の短距離選手や跳躍選手はアキレス腱が固くて足首を曲げる(脛を倒す)ことができないため、しゃがむことができない選手が多いです。それだけ足首の剛性が高いため、100mを10秒前後で走ることができるのです。
足首の剛性を高めるには、瞬発的なジャンプトレーニング(リバウンドジャンプやデプスジャンプ)が効果的です。

しかし、動きは一瞬で変えることができても、組織を一瞬で変えることはできません。足首の剛性を高めるにはアキレス腱という組織の弾性を高める必要があるため、繰り返し長い期間行うことで効果が出てきます。