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【WUメディカル】ハムストリングの肉離れ
スクール事務局(office)

 

ハムストリングの肉離れ

サッカーにおいて肉離れは全急性障害のうち3~4割を占め、さらにその中で最も多く発生するのがもも裏の筋肉であるハムストリングの肉離れです。

ハムストリングの肉離れは受傷の経緯によって分類されます。サッカーでは走っている最中に受傷するスプリントタイプの損傷が多く、7割ほどを占めるようです。残りは筋肉が限界を超える範囲まで伸ばされて起こるストレッチングタイプです。

肉離れの原因はまだ完全にはわかっていませんが、どちらのタイプでも筋肉を引き伸ばすストレスが深く関わっています。プレー中には出来るだけストレッチされないようにするのが良さそうです。

ハムストリングはイスに座った時に当たる坐骨という骨から、股関節と膝関節をまたいで脛骨と腓骨に付着しています。そのため、走っている時に骨盤が前傾しすぎたり、足が地面に着く前に膝が伸びすぎたりするとハムストリングが過度に伸ばされて肉離れのリスクが上がってしまいます。

肉離れの予防

また意外に思われる方も多いかもしれませんが、予防のためのストレッチはあまり効果がないとされています。筋力トレーニングは効果があるとされ、最大でリスクを1/3にまで抑えられるとする分析も出ています。

ただ、特にストレッチングタイプの肉離れに関しては柔軟性が低すぎるのも高すぎるのも問題と思われますので、ストレッチがある程度の効果を発揮する場合もあるかもしれません。

とにかく問題なのはコントロールできる範囲を越えて筋が伸ばされてしまうことです。そう考えるとウエイトトレーニングなどでつくられる筋力を伴った柔軟性が必要です。また、ハムストリングが過度に伸ばされないようなスプリントフォームの獲得も必要でしょう。

電気とマッサージとストレッチもいいかもしれませんが、アスリートであればフィジカルから逃げず、強化も含めた積極的なケアが大切です。

筆者

横山 隆也(よこやま りゅうや)
・現役ハイジャンパー(株式会社リング 陸上競技部所属)
・武南高校 陸上競技部跳躍ブロックコーチ
・埼玉県陸上競技協会 2020強化事業指導スタッフ
・早稲田ユナイテッド U-15・U12 フィジカルコーチ
【指導実績】
走り高跳び インターハイ出場/日本ユース7位入賞(高校2年男子)
走り高跳び インターハイ出場/日本ユース優勝(高校2年女子)
走り高跳び 埼玉県高校総体優勝/インターハイ・日本ユース出場(高校1年男子)

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