U-15選手向けに「考える授業」を行いました。
高校からの進路も無事に決まったため、高校卒業後についてこんな話をしました。
「努力と忍耐力、従順さが評価されるのは、日本の新卒採用の特徴で、君の目指す国でそんなことだけアピールしていたら多分不合格になるよ。」
日本で過労死問題が起こることと、「自分が若い頃は100時間の残業が当たり前だった」というコメントを平気でしてしまう社員がいることも、本質的には努力・忍耐力・従順さを評価基準に据える日本企業の特性でしょう。
では、彼が目指す国で評価される基準とは何でしょうか?
努力・忍耐力 → ?(1)
従順さ → ?(2)
この「?(2)」の部分は、その国の大学へ推薦文書を書く際にも必ずと言っていいほど聞かれることじゃないかなと思っています。実際に自分も推薦文書を書いたことがあります。
良くも悪くも、日本の政治で自民党の組織力がある理由もこの資質を備えた人が比較的多いからなんだろうなと。
もちろん、努力・忍耐力はあった方がいいのは間違いないですが、その使い方にもコツがいると思っています。
日本でもいつかこの資質が問われるようになる日が来るのでしょうか。そういう時代が来れば、過労死問題も自然と無くなるのかもしれません。
そして、彼は大学チャレンジまでにその資質を磨くことが出来るのでしょうか。
今後の成長に期待。