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「強い心」を持つ子供の育て方
岩崎 勇一郎

今私が読んでいる本の一節を紹介します。

フロイトは子どもの心の発達において、父親への対抗心が必要だと考えました。  子どもは、ただママをあきらめるのではありません。 「いつかはパパのようになってママと結婚したい」という願望を持ち続け、父親の壁を乗り越えようと、悔しさをバネに自らの頭と身体を鍛えようとします。その意欲が自然と湧くように、親が仕向けることが重要だというわけです。」(『「心が強い子」は母親で決まる!――1年後「大きな差」がつきます! (知的生きかた文庫)』(和田 秀樹 著)より)

「エディプス・コンプレックスの理論では、ママを独占したいという子どもの欲求に対して、理不尽な大人の代表であるパパが強大な壁として立ちふさがります。  脅された子どもは理不尽だと思いながら、圧倒的に力の強い父親の前ではあきらめざるを得ません。  すると、ママを横恋慕しながらパパを憎みつつも、性欲が抑え込まれていく。これがフロイトの発達モデルで言う「潜伏期」です。  要するに、理不尽な大人の存在によって、ある種の欲望を抑え込み、頭と体を鍛えるというのがエディプス・コンプレックスの本当の意味です。  そこで父親が頼りなかったり、妙にものわかりがよすぎたりすると、コンプレックスが解消されません。 ………..  つまり、父親が理不尽な要求を突きつけて、子どもの心に強さを植え付ける絶好のチャンスなのです。  要するにポイントは、父親の理不尽な要求が、実は子どもの成長にも役立つということであり、父親は理不尽で、怖い存在でいいということです。  昔の賢い母親は、そんな父親の存在の意義を知っていたので、「言うことを聞かないと、お父さんに叱ってもらうわよ」と父親を「伝家の宝刀」のように利用しました。宝刀を抜かずに、子どもにちらつかせて屈服させるわけです。 」(『「心が強い子」は母親で決まる!――1年後「大きな差」がつきます! (知的生きかた文庫)』(和田 秀樹 著)より)