おはようございます。サカモです。
毎週日曜は、文武クラスの日。今日もサッカー偏差値をあげるべく、動画やサッカー雑学を使った講義を行いました。
今日のテーマは『サッカーに関する時間』
一口に時間と言っても、サッカーに関連する時間はさまざま。皆さんはどんな『時間』を想像しますか?
ちなみに、教室では今の時間は自習時間。夏休みの宿題と戦っています。
では、時間の続きを。
わかりやすところで言うと、1試合90分、ハーフタイムがある、ロスタイムがある。という試合に関する時間がありますね。
他には、日々の練習時間、体幹トレーニングの分数、インターバルトレーニングの休みの時間、1周走の制限時間などのトレーニングに関する時間や、サッカー選手になるまでの時間、なってからの時間、引退後の時間…幅を広げるとキリがなくなります。
今日とりあげたのは、そんな時間の中でもちょっと驚く事実について。
まずは、試合に関する時間。
大人の試合は、45分ハーフの計90分で行われますが、1人の選手がフル出場したとき、1試合でボールに触れる時間ってどれくらいだと思いますか?
実は、タッチ時間が長い選手でもせいぜい2〜3分なんです。(これは意外と予想通りですかね?)
ということは、残りの87〜88分は、チームのためにいわゆるオフザボールの動きが求められます。走行距離にすると約10キロほど。
試合時間の97%をオフザボールに捧げ、残りの3%で決定的な仕事や相手の攻撃を防ぐことが求められるのがサッカーというスポーツ。あらためて数値にすると面白いですね。
次に考えたのが、プロサッカー選手の平均引退年齢とプロチームでの平均在籍年数。
それぞれ、どれくらいだと思いますか?
あくまで平均ですが、なんと
平均引退年齢は、26〜27歳
平均在籍年数は、2年〜3年
という数値がでています。(J3ができた現在の数値とは異なります)
大学時代に書いた論文は、まさにそれをテーマにしたものでした。大卒選手のほうが、高卒・ユース上がりの選手よりキャリアが長くなるという仮説を立てて実証しました。拙い文章の目次の一部ですが、ご参考までに。笑
『大卒サッカー選手の研究〜A study of college graduate football player〜』
三浦知良選手や代表選手の活躍に目がいきがちなため、あまり知られていない数値ですが、まぎれもない事実。
もちろん、だからといって厳しい世界だからサッカー選手を目指すのはちょっと…となるのではなく。
じゃあ、今の自分の年齢を考えたら、あと何年でプロになって、何年までプレーできるように頑張って、引退したら…なんてポジティブかつ現実的に先の“時間”のことを考えられるといいですね。
文武クラスでは、サッカー偏差値を刺激しつつ、“夢の実現の瞬間”から“逆算方式”で今の自分と向き合います。
【 サカモ 】坂本 亮太(さかもと りょうた、1986年2月20日生)04年東京都立三鷹高学校卒業、08年早稲田大学スポーツ科学部スポーツ医科学科卒業。大学在学時は早稲田大学ア式蹴球部(サッカー部)に所属、主務と選手を兼任。大学卒業後08年4月より現役高校生を対象とした予備校に2年間勤務した後、10年より広告代理店に転職し、3年の勤務後、2013年7月より株式会社早稲田ユナイテッドに勤務。現在は、ワセダクラブサッカースクールでコーチ、早稲田ユナイテッドTOCでアシスタントコーチを務め、早稲田ユナイテッドトップチームで自身も現役としてプレー。日本サッカー協会公認C級コーチ、日本サッカー協会公認4級審判員。