WASEDA UNITED BLOG

「戦える選手」と「戦えない選手」を区別できてしまうシンプルな質問
岩崎 勇一郎


 

日曜日は早稲田ユナイテッドのU-12とトップチームの公式戦ダブルヘッダーでした。

結果は…
・U-12は2連敗で全日本予選敗退
・トップチームは6-1の圧勝

 

「戦えたトップチーム」と「戦えなかったU-12」

両方の試合を見て強く感じたのは、『戦える選手』と『戦えない選手』の違いでした。

昨年関東大会をあと一歩で敗退したトップチームもそうでしたが、先日のU-12も『上手いけど、戦えていない』という典型的な試合内容…

その典型的なパターンがこれ。

…… 前半は『早稲田らしいパスサッカー』で決定機を何度も作りながら決め切れない…。ただ、それもサッカー。どうしてもゴールが決まらない時はある。その時に『戦える選手』が多ければ最悪は0-0で終えることができるが、『戦えない選手』が多いと最終的にその『我慢比べの戦い』に負ける。

そして負けても、『良いサッカーだったけどね…』『あの得点が決まっていたらね…』その言葉で負けをボカしてしまう。挙げ句の果てには、『カウンターサッカーの一発にやられちゃったね…』と負け惜しみで更にボカす……

昨日のU-12コーチ陣の感覚もこれに近かったと思います。

この感覚。昨年までのトップチームと同じ。
これではいつまでも「面白いサッカーするけど勝ち切れないチーム」のままだ。。

その『戦えなさ』にモヤモヤしつつ、その後向かったトップチームのリーグ戦では『戦える』選手達が球際のバチバチの勝負に負けない姿を存分に見ることが出来て、モヤモヤが少しスカッとしました。

もちろん、超攻撃的な『早稲田らしいパスサッカー』も炸裂の6得点。

 

では、『戦える選手』と『戦えない選手』の違いは何か?

「この選手は戦えていない気がする」と感じたら、目の前で球際(ボールの奪い合い)に負けてしまった選手に、次の質問を投げかけてみよう。

「今、『負けても仕方ない…』 と思ってたでしょ?」

これに即答で『No!』と反論できない選手、黙ってしまう選手は『戦えない選手』

『戦える選手』に同じ質問をすれば、「は?何言ってんの?(かちん…)」というような反応をするはずだし、そういう選手は結果的に負けたとしても、プレーに「負けたくない」という感情が現れる。
この『戦えない』という現象の根本的な原因については、トップチームの数多くの『戦えない現象』や『戦う元プロ選手』を見てきた経験から自分なりにその原因も分析できていて、『戦える選手』と『戦えない選手』には特徴的な思考や言動が見られることも分かってきましたが、これ以上説明すると長くなるので省略…
ともかく、『戦える選手』になるためには、どんな試合でも、どんな状況でも、最後の最後まで

『負けを認めてしまう自分』 を絶対に許しちゃいけない

これも『戦える選手』の特性の1つなので、そうなりたい選手はぜひ胸に秘めて頂ければと。
U-12も先ずは『戦えない選手ゼロ』を目指していきます。サッカーを教えることも大事だけど、その前に彼らの心に染み込ませないといけないことがありました。新しい育成メソッドがまた一つ増えそうです。
※ 要するに、自分はU-12の予選敗退が今でもすごく悔しい…

早稲田ユナイテッドの目指すべきは『戦うパスサッカー』だ!

 

『戦えない選手の特徴』まとめ

『戦えない選手』とは、「負けそうな瞬間」から既に負けを認め始めてしまっている選手。
だから、 勝負が決まっていない状況でも途中で勝負を諦める。

『戦えない選手』は良い状況の時には良いプレーができても苦しい時間帯の「我慢比べ」に負ける。
だから「最悪引き分け」にすら持ち込めないケースが増える。

 

 


WISE
岩崎 勇一郎 1980年生、国学院久我山高校サッカー部→早稲田大学ア式蹴球部出身。早稲田大学大学院理工学研究科(工学博士)および商学研究科MBAコース修了。大学教職員を退任した後、2008年に株式会社早稲田ユナイテッド設立。同時にNPO法人ワセダクラブ理事に就任。現在は、育成現場の指導に携わりながら文武両道教育の研究、スポーツ教育コンサルタントに従事。

【主な役職・担当】早稲田ユナイテッド トップチーム代表、U-12 総監督、ワセダクラブアドバンスクラス コーチ、早稲田ユナイテッド ベンチャースクール 共同代表


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